鎌倉おすすめ神社巡りベスト5

鎌倉のおすすめ寺社巡りベスト5|歴史と癒しを感じる人気スポット

鎌倉には、かつて幕府が置かれた歴史とともに数多くの神社仏閣が残されています。

四季折々の美しい景色や静かな時間が流れる境内は、まさに心が整う癒しの場所。

今回は鎌倉を訪れるならぜひ立ち寄りたい、おすすめの寺社10選を紹介します。

1. 鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)

鎌倉観光の中心とも言える名所。源頼朝が創建した鎌倉の総鎮守で、初詣や祭礼では毎年多くの人が訪れます。朱色の社殿と長い参道、そして境内からの眺めは圧巻。春は桜、秋は紅葉の名所としても人気です。神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮は、源頼朝によって整備され、鎌倉幕府の精神的な中核を担った神社です。鎌倉のシンボルとも言える存在で、全国から参拝者が絶えない人気の観光地・パワースポットでもあります。

基本情報
  1. 正式名称:鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)
  2. 御祭神:応神天皇(おうじんてんのう)・比売神(ひめがみ)・神功皇后(じんぐうこうごう)
  3. 創建:1063年(源頼義が創建)
  4. 現在の社殿の建立:1828年(江戸時代・徳川家斉)

歴史的背景

源氏と八幡信仰

鶴岡八幡宮のルーツは、1063年に源頼義が**石清水八幡宮(京都)**から八幡神を勧請し、由比郷に「元八幡(元鶴岡八幡宮)」を創建したのが始まり。その後、源頼朝が鎌倉幕府を開いた際、鎌倉の中心に現在の鶴岡八幡宮を遷座しました。頼朝はここを政治の拠点とするとともに、精神的支柱・守護神として深く信仰し、武家社会における八幡神信仰を定着させたのです。

鶴岡八幡宮の変遷と事件

  • 1180年:源頼朝が現在の場所に遷座
  • 1199年:頼朝死去後も鎌倉幕府の中心として機能
  • 1219年:源実朝が鶴岡八幡宮の石段で甥の公暁に暗殺される
  • 1333年:鎌倉幕府滅亡(新田義貞の鎌倉攻め)
  • その後も:室町、江戸時代を通して再建・保護され続ける

境内の見どころ

1. 大石段と本宮(上宮)

本宮へ続く大石段(61段)は有名で、源実朝暗殺の舞台ともなった場所。上りきると壮麗な本宮(御社殿)があり、ここから鎌倉の街を見渡すことができます。

2. 舞殿(下拝殿)

源頼朝の妻・北条政子が寄進したとされる舞殿では、神事や舞楽が行われることも。現在の建物は昭和に再建されたものですが、格式ある美しい造りです。

3. 源平池と旗上弁財天社

境内にある「源平池」は、源氏平家を象徴する2つの池からなっており、蓮が咲くことで有名。池の中島にある「旗上弁財天社」は芸能や勝負運アップのご利益があるとされています。

4. 若宮大路

源頼朝が整備した、由比ヶ浜から続く表参道。道の中央にある**段葛(だんかずら)**は女性や子どもの安産祈願の道としても知られています。

年間行事と祭事

● 初詣(1月)

関東でもトップクラスの参拝者数。例年約250万人が訪れる人気の初詣スポット。

● 例大祭(9月)

毎年9月に行われる最大のお祭り。流鏑馬(やぶさめ)や神幸祭など、伝統的な行事が盛りだくさんです。

● 流鏑馬神事(春・秋)

雑学・豆知識

🏹 源実朝の辞世の句

実朝が暗殺される直前に詠んだとされる句:
大海の磯もとどろに寄する波 割れて砕けて裂けて散るかも
…若き将軍の儚さがにじむ名句です。

🌸 実は「鶴」はいない?

「鶴岡」の“鶴”という名から「鶴がいる」と思われがちですが、実際に鶴が由来になった記録はなく、諸説あります。一説には「鶴が舞い降りた霊地」という伝説も。

🛡 北条氏の氏神としても有名

鎌倉幕府を支えた北条氏も鶴岡八幡宮を厚く保護。北条政子が大河ドラマなどでも有名ですが、彼女も信仰を深めました。

🌸 桜の名所でもある

段葛の桜並木や源平池周辺の桜は、春になると圧巻の美しさ。鎌倉でも有数の花見スポットです。

馬に乗った射手が矢を放つ姿は圧巻。鎌倉武士の伝統を現代に伝える貴重な行事です。

アクセス

  • 住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
  • アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」東口から徒歩10分程度
  • 拝観時間:通常は6:00~21:00(時期により変動あり)
  • 料金:境内は無料(一部宝物殿は有料)

おみくじ・御朱印・お守り情報

  • おみくじ:縁起の良い内容が多めとの噂
  • 御朱印:本宮の御朱印のほか、旗上弁財天社の御朱印も人気
  • お守り:勝守、交通安全守、学業成就守など多数あり

まとめ

鶴岡八幡宮は、単なる観光地ではなく、日本の中世史・宗教・文化が交差する重厚なスポットです。源頼朝と鎌倉幕府の遺構を感じられるほか、四季折々の自然美、祭事、歴史的事件の舞台など、何度訪れても発見があります。

鎌倉を訪れたら、ぜひゆっくりと時間をかけて参拝してみてください。

2. 報国寺(ほうこくじ)|竹の庭の寺

🎋 報国寺(ほうこくじ)|竹の庭で癒される鎌倉の隠れ名所

鎌倉の中心部から少し離れた静かな浄明寺エリアに佇む「報国寺」。
別名「竹の寺」として知られ、約2000本もの孟宗竹が立ち並ぶ幻想的な竹林は、鎌倉観光でも特に人気の癒しスポットです。
静寂と緑に包まれた境内で、心を整える時間を過ごしてみませんか?


🍃 竹林の美しさと静寂が魅力

報国寺の最大の見どころは、なんといっても竹林の庭園
石畳の小道を歩くと、真っ直ぐ天に伸びる竹が頭上を覆い、風が吹くたびにサラサラと音を立てて揺れます。
光が差し込む竹の間から見える緑のグラデーションは、まるで一枚の絵画のよう。

特に午前中(10時前後)は観光客が少なく、竹林を独り占めできる時間帯としておすすめです。


🍵 茶席「休耕庵」で味わう一服

竹林の奥にある茶席「休耕庵」では、**抹茶と和菓子のセット(600円)**をいただけます。
竹に囲まれた空間で味わう抹茶は格別で、まるで別世界に迷い込んだような感覚。
観光で疲れた心をゆっくりと癒すのにぴったりのスポットです。

💡 茶席利用は入場後に別途チケットを購入するシステムです。


🕰 歴史と背景

報国寺は1334年、足利家時(足利尊氏の祖父)によって創建された臨済宗建長寺派の寺。
足利・上杉両氏の菩提寺として知られ、室町時代の歴史を感じる格式ある寺院です。
境内には家時の墓と伝わる石塔も残り、長い年月を経ても静かに佇んでいます。


📷 撮影・観光のポイント

  • 竹林内は三脚・自撮り棒の使用禁止
  • 晴れの日の午前が光の入り方が最も美しい
  • 梅雨や初夏の苔庭の緑も見どころ

📸 インスタ映えを狙うなら、竹林の入口付近の石畳+光の差し込み角度がベスト!


🚶‍♀️ アクセス情報

  • 住所: 神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
  • アクセス:
    JR鎌倉駅東口から京急バス「浄明寺」下車 徒歩3分
  • 拝観時間: 9:00~16:00(最終受付15:30)
  • 拝観料: 400円(竹庭+100円で抹茶席)
  • 休業日: 無休(雨天時は竹林の通行制限あり)

🧭 周辺観光スポット

  • 浄妙寺(徒歩5分) … 石窯ガーデンテラスで優雅なカフェタイム
  • 鎌倉宮(徒歩10分) … 幕末の歴史が残る静かな神社
  • 鶴岡八幡宮(バスで10分) … 鎌倉観光の定番スポット

🌿 まとめ

報国寺は、鎌倉の喧騒から離れた**“癒しの隠れ寺”**。
竹林の中で感じる静寂と風の音、そして抹茶の香りが、心を穏やかにしてくれます。
初めての鎌倉旅行にも、何度目かの再訪にもおすすめできる特別な場所です。

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